フリーランスはサラリーマンと異なり、自身で営業をおこない面談や打ち合わせを通して案件を獲得する必要があります。見た目に気を配ることが、クライアントとなりうる相手からの第一印象を良くすることに繋がります。

特にクライアント企業に外部人材として飛び込み、プロフェッショナルとして成果を発揮する必要のあるコンサルタントという職業は、見た目の良さが契約、評価、そして案件の継続につながると言っても過言ではありません。

そこで、今回は男性のコンサルタントの見た目について気を配るべきポイントを5つ、日々フリーランスのコンサルタントと面談をして案件の紹介をおこなっているWithConsul編集部がご紹介します。「具体的にその見た目にするにはどうアクションすればいいのか?」というところまで深堀りして記載しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

フリーランスコンサルタントが外見に気を配るべきポイント

髪型

いきなり突拍子もない話になりますが、髪型というものはその人の顔の輪郭や大きさや印象によって適切な形が変わってくるものです。そのため、あくまで最大公約数的に「この髪型であれば間違いない」というものをご紹介します。

その髪型とは、黒髪のベリーショートで額を出すものです。毛量は多すぎないことが重要で、ツーブロックのように内側を刈り上げる形がよいでしょう。

髪が目に掛かっていたり、肩に掛かるぐらいまで長かったり、量が多すぎてシルエットが崩れていたりすると、見た目に気を遣っておらず怠惰な印象を与えてしまう可能性があります。また、毛量が多いと単純にセットに時間が掛かってしまい、朝の慌ただしい中で手間取ってしまいます。より少ない工数でよりよい見た目を演出することもまた、重要なタイムマネジメントスキルなのです。

「黒髪のベリーショートのツーブロックヘアで額を出す」という髪型にするには、美容室にてこのワードのとおりにオーダーをするのが確実です。清潔感のあるコンサルタントの画像(有名なコンサルタントでもインターネットで拾った画像でも構いません)をスマートフォンに入れておき、美容室にて「このように」と提示すると手っ取り早いでしょう。

美容室に行く頻度は、1ヶ月〜1ヶ月半に1回程度でよいでしょう。髪が伸びるのが早い人や、もともと毛量が多くて髪が伸びるとすぐシルエットが崩れがちになってしまう人は1ヶ月に1回のペースで行くことが望ましいです。

コンサルタントは基本的に忙しい業務であるため、あまり遠方の美容室にせず、アクセスの良い場所を選ぶのがよいでしょう。できれば家からクライアントのオフィスまで通勤する路線にあるのが望ましいです。

重要なポイントとして、自身でも髪型を再現できるようにするべく、髪を切ってセットした姿を写真に撮る(あるいは撮ってもらう)ようにしましょう。最近はLINEやInstagramでお店を宣伝するため、美容室がお客さんの写真を撮るお店が増えています。写真を撮ることを提案されたら承諾し、画像を共有してもらうとよいでしょう。

整髪料を使う際は、量をつけすぎないことが重要です。ワックスを使用する場合は少量指に取り、手のひらで伸ばし、髪の横から整えるようにしましょう。最初に前髪に触れてしまうと、前髪がベタッとした印象になるため注意が必要です。

ワックスにより整ったシルエット(美容室にて撮ってもらった写真の形が理想です)が作れたら、ヘアスプレーにて髪を固めるようにしましょう。ワックスもそうですが、ヘアスプレーも使いすぎないようにしましょう。参考までに、WithConsul編集部の私は「DEUXER」の「medium soft wax」というワックスと「uno」の「SUPER HARD SPRAY」というヘアスプレーを使っています(美容室の人にオススメを教えてもらいました)。

ヘアセットのコツは、ワックスやヘアスプレーを使いすぎず、あまりガッチリ固めすぎないことです。セットに毎度時間がかかると、そのうち億劫になってしまう可能性があるためです。そうした意味でも、ベリーショート×ツーブロックの髪型が理想なのです。

眉毛

マスク文化が浸透した現代において、眉毛が顔の印象に与える割合が増えたため、相対的にセットの重要性が高まってきました。特に額を出す髪型は眉毛に髪がかからないこともあり、なおのこと眉毛を整えておく必要があります。

眉毛は太すぎると清潔感が薄れ野暮ったい印象になり、細すぎるとヤンキーのような接しづらい印象になってしまいます。そのため、太さは程よいぐらいが理想です。お察しのとおり、「程よいぐらい」を自分でセットするのはものすごく大変なので、専門の人にやってもらうのが吉でしょう。

美容室で眉毛を整えてもらうことも可能ですが、眉毛を抜いて整えるところまでおこなう美容室は少ないうえ、あくまで髪を切るところであるため眉毛のセットは苦手な美容室も一定数いるのが現状です。そのため、とりわけ体毛が濃い人は、メンズの眉毛サロンに行って整えてもらうのが理想です。

眉毛サロンの多くでは、ワックスや毛抜きを使って毛根から抜くことでムダな眉毛を取り除いてくれます。自分でピンセットを使って眉毛を抜いたりすると皮膚を傷つける可能性がありますし、埋没毛やニキビができるおそれもあります。専門のお店におまかせするのが無難でしょう。

眉毛サロンで整えてもらったときには、髪と同じく忘れずに写真を撮っておきましょう。眉毛は伸びると理想形から崩れやすく、気がつけば元通りのボサッとした眉毛になってしまい、どうセットしていいか分からない事態になりがちです。

眉毛が伸びてきたら、眉毛に使える電動シェーバーを長さ3mm程度にして下側を削りましょう。電動シェーバー以外では、先端にコームを付けて使用できる鼻毛カッターも意外と有用です。

「髪型を整えるのでさえ面倒なのに、眉毛までセットしてられない!」という方は、手を加えずに1ヶ月〜1ヶ月半に1回美容室または眉毛サロンにて定期的に繰り返し整えてもらうのもひとつの手です。

裸眼での視力が低い人は、コンタクトレンズを着用するのが推奨です。もちろんメガネを掛けているからといって見た目の印象が著しく悪くなるわけではありませんが、意外と適切なメガネ選びには一工夫が必要です。

銀色や四角いフレームのメガネは冷たい印象を与えてしまう可能性があります。そのため、ビジネスシーンでは黒で縁に丸みを帯びたフレームを用いるのが適切です。また、乱視が強いとレンズ越しに目が小さく見えたり、顔の輪郭が歪んで見えることがあります。乱視による歪みを抑えるには、目とレンズの距離が離れすぎない(鼻あての部分が高すぎない)メガネを用いるのがよいでしょう。

ただし、髪型と同様にメガネもご自身の顔の形や目や鼻のパーツによって適したものが変わります。また、キッチリとした印象を相手に持ってもらいたいか親しみやすさを出したいかなど、自身がどのようなコンサルタントになりたいかによっても左右されます。そうした意味合いでは、メガネは意外と上級者向けのアイテムと言えるのです。

そのため、セルフコーディネートを通してよっぽどメガネがしっくり来ている自信のある人を除いて、コンタクトレンズのほうがベターと言えます。マスク文化ではメガネは曇ったりもしますので、コンタクトのほうが楽という人も多いでしょう。

ただし、コンタクトレンズのゴロゴロ感が苦手だったり、レンズを目に入れるのに時間がかかったりする人もいると思います。また、多忙による睡眠不足で通勤の時間で少しでも多く寝ていたい人もいるでしょう。そうした方にはコンタクトレンズは適切ではないかもしれません。

そうした場合、あくまで自己責任ではありますが、角膜を削るレーシックや眼球の中に小さなレンズを入れるICLも選択肢のひとつです。どちらも公的健康保険の適用外(自由診療)となるので数十万単位で費用が発生しますが、メガネが合わずコンタクトレンズも苦手という人は一考の余地があります。

大前提として、髭は必ず剃っていくようにしましょう。体毛が濃く青髭が目立つ人は、髭の永久脱毛をおこなうのもひとつの手です。以前は髭の毛根にレーザーを照射するときに大きな痛みを伴いましたが、現代では「メディオスター」などの痛みを抑える脱毛器もあります。

場所によってはお試しで脱毛を体験できるお店もありますので、痛みに耐えられそうか、効果を実感できそうかといった判断をするために一度体験してみるのもオススメです。

また、男性の場合は肌をキレイに保つことは必須ではありませんが、肌荒れが気になる人はスキンケアをするのも手です。ただし、自身の肌質にあった化粧水や美容液を調べるのは大変なうえ、効果を実感するまで時間も掛かります。そのため、スキンケアのプログラムを扱っている皮膚科(美容皮膚科)に診てもらうことも選択肢のひとつです。

肌を清潔に保つには、ストレスを貯めずに睡眠時間を確保することが重要となります。コンサルタントは長時間の仕事により睡眠時間を削りがちな職業ではありますが、意識的にタイムマネジメントをおこなったり、特にフリーランスの方は稼働率の調節をすることでストレスの蓄積や睡眠不足を対策することができます。

体格

コンサルタントに限った話ではありませんが、体格は太りすぎず痩せすぎず、やや筋肉質である程度が理想です。

ジムに行く時間がない人は、自重トレーニングやホームベンチとダンベルを組み合わせるトレーニングで筋肉をつけることができます。特に新型ウイルスの感染が増加しているタイミングでは、人の多い密室でのトレーニングを避け、ホームトレーニングにシフトすることがリスク回避となります。

また、運動をする習慣のない人は『リングフィットアドベンチャー』や『Fit Boxing(フィットボクシング)』など、ゲーム感覚でできる運動がオススメです。

運動をするとドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリンという脳に良い物質が分泌され、仕事のパフォーマンスが向上するため、朝起きて出勤する前に疲れない程度に運動をおこなうのも手です。また、在宅であれば勤務モードに切り替えるため、脳を起こすスイッチに運動を組み込むのも効果的です。

特に長時間椅子に座りパソコンと向き合うワークスタイルの人は、運動不足による生活習慣病や間違った姿勢による骨盤の歪みといった症状が出るおそれがあります。フリーランスは体が資本ですので、体格を良くするだけでなく健康管理のためにも、適度な運動をおこなうことを強く推奨します。

まとめ

今回の記事では、フリーランスのコンサルタントの見た目を向上するポイントとして以下の5点をご紹介しました。

  • 髪型は黒髪のベリーショートのツーブロックヘアで額を出すのが推奨
  • 眉毛は専門のサロンにて整えてもらい、眉毛用の電動シェーバーを用いるのが理想
  • 目はメガネがフィットしている自信のある人以外、コンタクトレンズの着用がベター
  • 髭が濃い人は永久脱毛に行き、肌荒れが気になる人は美容皮膚科に行くことが選択肢のひとつ
  • 体格は太りすぎず痩せすぎず、やや筋肉質が理想。健康管理のためにも適度な運動が推奨

見た目をよくすることで面接での印象がよくなるだけでなく、セルフイメージが向上して自信にもつながるため、ぜひ実践してみてください。

また、当サイトWithConsulではフリーランスのコンサルタントの方に向けて案件の紹介を行っております。サービスはすべて無料で受けられますので、ぜひお気軽にご利用ください。

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