withコロナの今日において、テレワークでお仕事をする機会が増えてきています。フリーランスで活動をする人も例外ではなく、最初の顔合わせから会議、納品まですべてリモートで完結してしまうこともあります。

フリーランスのコンサルタントも例外ではなく、コンサルティングワークは、特にクライアントとの円滑なコミュニケーションが求められる仕事であることからも、相手にとってストレスフリーなテレワーク環境を整えておくことは必須と言えます。

そこで、今回の記事ではフリーランスのコンサルタントが揃えておきたいテレワーク用のアイテムを3点ご紹介します。まだテレワークの準備が出来ていない方はもちろん、すでにテレワーク用の機材を一通りそろえている方も、改めて参考にしてみてください。

フリーランスのコンサルタントがテレワークに自己投資すべき理由

在宅勤務でのコンサルティング案件が増加傾向

テレワーク用の機材をご紹介する前に、まずはテレワークのために自己投資が必要な理由をお書きします。

当サイトWithConsulでは、フリーランスのコンサルタントと経営課題を抱える企業とをマッチングするサービスを行っています。さまざまな案件を扱う中で、日に日に在宅勤務でのコンサルティング案件が増えているのを感じます。

そのため、当サービスをご利用の方もそうでないコンサルタントの方も、テレワークに対応しておくことの重要性を感じている次第です。

web会議での印象がコンサルタントの印象に直結

クライアントとのコミュニケーションにおいては、視覚から受ける印象がその人のイメージや評価に繋がることはよく知られていると思います。

また当然ですが、声が聞き取りやすいか、こちらの伝えたいことを正しく聞き取ってもらえるかという点は、クライアントとのストレスフリーなコミュニケーションに必要不可欠です。

そうした点から、視覚聴覚の両面においてテレワークに向けた自己投資が必要となります。

テレワーク用のアイテムは経費として計上可能

フリーランスのコンサルタントの方であれば、テレワーク用に購入した機材は確定申告の際に「消耗品費」として経費計上することが可能です。

とはいえ、例えば10万円を超える設備であれば減価償却が必要になりますし、そもそもフリーランスとして働く際に初期の出費は極力抑えておくに越したことはありません。

そのため、上述の視覚、聴覚における要件を満たしつつ費用は抑えられる機材を選ぶことが肝要です。前置きが長くなりましたが、以下にテレワークのために揃えておきたいアイテム3種について、コストパフォーマンスを重視したものをご紹介していきます。

テレワーク用アイテムその1:webカメラ

オススメはロジクールのC920n

webカメラでお勧めしたいのは、ロジクール社製のC920nという製品です。

web会議には充分な解像度やフレームレート(画質と滑らかさ)を備えており、特に少し白味が強調されたナチュラルで明るい色合いはビジネスシーンに打ってつけと言えます。

画角はやや広めで、在宅勤務において人に見せたくないものが映り込んでしまう可能性もありますが、後述のLogicool Captureというフリーソフトを用いることで撮影位置やズームの調整ができます。

カメラの角度調整は左右が固定されており調整ができず、上下もある程度までの可動範囲ではありますが、こちらもLogicool Captureを用いれば解決できます。

お値段は現在Amazonで約7,000円となりますが、出費に見合った視覚効果を得られます。ロジクール社のウェブカメラは920以降もさまざまな型番が出ていますが、コストパフォーマンスの観点でこちらのC920nが最もお勧めです。

Logicool Captureで位置やズームの調整を

当製品に対応しているLogicool Captureというフリーソフトでは、カメラに映る位置やズームの調整、オートフォーカスやホワイトバランスの設定などを行うことができます。

ソフトはLogicoolの公式サイトからダウンロード・インストールすることができ、Windowsであれば左下のWindowsボタンからLogicool→Logicool Captureとクリックしてソフトを起動できます。

「ズーム」の項目でカメラに映す位置やズームする度合いを調整することができるので、余計なものを映さず、アップになりすぎない位置を設定するようにしましょう。

その他の機能について、当記事の編集担当の環境では「優先度」の項目はフレームレートを選択、「オートフォーカス」はオフ、自動ホワイトバランスはオン、アンチフリッカーを50HZとしています。環境による違いもあると思いますが、ご参考にしてみてください。

注意点としては、web会議アプリの設定の方でC920nではなくLogicool Captureを設定する必要があります。例えばZoomでは「ビデオの開始→カメラの選択」、Microsoft Teamsでは「カスタムセットアップ→デバイスの設定→カメラ」でLogicool Captureを選択します。

会議当日に慌てないよう、web会議ツールが判明したら前もってアクセスしておき、設定を保存しておくようにしましょう。

テレワーク用アイテムその2:マイク

マイクは音質も値段もピンキリ

マイクに関しては、webカメラ以上にクオリティと値段が大きく分かれます。

例えばプロのミュージシャンやストリーマーが使用するコンデンサーマイクは、1万円に満たないものから15万円を超えるものまであります。

また、コンデンサーマイクを不便なく使うためには、マイクスタンドやポップガード、オーディオインターフェースといった周辺機器も必要となり経費は跳ね上がってしまいます。

web会議ではノイズを抑えることも重要ですが、そこまで音質にこだわる必要はありません。あくまで値段と実用性重視で、お求めやすい価格の製品を1点ご紹介します。

オススメはエレコムのHS-EP13USV

エレコム社製のHS-EP13USVは、周囲の音を確認できる片耳タイプの小型ヘッドセットです。

耳に掛けるイヤーフック型で、左右どちらの耳にも使うことができ、マイクの位置も調整が可能です。ノイズ低減機能をもつマイクのため、聴覚的にストレスを与えないラインは押さえていると言えます。

在宅業務で使用するヘッドセットは、長時間の通話でも圧迫感や重さを感じない手軽さが意外と重要です。大きなヘッドホン型ではゴテゴテした印象になりますし、耳が横から圧迫されている感覚は負担にも繋がります。

お値段は現在Amazonで約750円と非常にリーズナブルですが、安さに見合うようなデメリットとしてはマイク部分の可動域の狭さとプラスチック製の耳掛けの耐久性が挙げられます。

ヘッドセットやイヤホンには個々人の頭の大きさや耳の形によって合う合わないがどうしても生じてしまうため、そもそも万人に「これが最適」と言えるものがないというのが正直なところではあります。

そのため、お値段の安いものから使ってみてご自身がストレスなく使えるものを採用するとよいでしょう。その第一歩となるのがこのHS-EP13USVと考え、合う合わないを確かめてみる感覚でまずは使ってみるのがよいと思います。

テレワーク用アイテムその3:間接照明

オススメはFKANTのテーブルランプ

web会議での見栄えをよくするために意外と重要に感じたのが、間接照明の有無です。

カメラ前の環境にもよりますが、照明の当たり具合によっては顔の一部が影になってしまい、暗い印象を与えてしまう可能性があります。

また、先ほどご紹介したwebカメラC920nの特徴として、少し白味が強調される色合いがあり、環境によってはやや冷たい印象を与えてしまう可能性がゼロではありません。

そこでお勧めしたいのが、FKANT社製のテーブルランプです(Amazonで”FKANT テーブルランプ”と検索すれば表示されます)。

こちらのランプには暖色モードと多色モードがあり、暖色モードは10段階の色温度を選択することが可能です。そのため、C920nに対応したフリーソフトLogicool Captureで確認しながら、暗すぎず白味が強すぎない適切な明るさを10段階で調整することができます。

また、間接照明からはややオシャレで大人らしい雰囲気を演出することができます。業務に差し支えのないさりげない範囲で、コンサルタントとして頼れる雰囲気を醸し出せるのはとても有用です。

さらに、照明が当たることで非日常的なメリハリを自身に与えることができます。環境に変化がなくどうしてもダレてしまいがちな在宅勤務において、web会議のシーンで自身のマインドにメリハリをつけることは効果的です。まるで演劇の舞台上で照明が当たるような、ほどよい緊張感と非日常感で業務に望むことができます。

お値段は現在Amazonで約3,000円。先述の2点と組み合わせても1万円と少しで揃えられるため、3点揃えて使ってみることをお勧めします。

設置場所は左斜め前(右利きの場合)が理想的

テーブルランプの置き場所は、右利きの方は左斜め前が最適なポジションです。右側を避けるのはマウスを用いる際に邪魔になったり、影になってしまわないようにするためです。

遠すぎると効果がなく、近すぎると光源が強すぎるため、ほどよく邪魔にならない位置に設置するようにしましょう。この調整もまた、フリーソフトのLogicool Captureで事前に確認しておくことをお勧めします。

まとめ

今回の記事では、テレワークのために揃えておきたいお勧めのアイテム3点をご紹介しました。

  • webカメラのお勧めはロジクールのC920n
  • マイクのお勧めはエレコムのHS-EP13USV
  • 間接照明のお勧めはFKANTのテーブルランプ
  • 点併せて1万円と少しで購入が可能!

備えあれば憂いなしとも言いますし、形から入ることでマインドの向上にも繋がります。ぜひ最適なテレワーク環境を揃えて、在宅勤務でのコンサルティング業務に取り組むようにしてください。

最後になりますが、当サイトWithConsulではフリーランスのコンサルタントと企業のマッチングサービスを行っています。サービスはすべて無料でご利用いただけますので、フリーランスのコンサルタントの方で案件をお探しの方は、ぜひWithConsulをご活用ください。

WithConsul 編集部

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